2006年02月07日

「反社会学講座」パオロ・マッツァリーノ

普通の社会学者が訴え、マスコミが報道し、一般人が普通に信じている
「少年凶悪犯罪が近年増加」「日本人は勤勉」「イギリス人は立派」
などを、社会学の手法を駆使し、逆の結論を導き出す、
社会学を批判し、不当な常識から解放してくれる本。

社会学者の特徴は
・人間をある一面的な特徴で分類し、まとめて批判する(個別では社会学にならない)
・事実にゆがんだ視線を送り、善悪の判断を加える(統計結果を誤読・操作して)
・自分で問題を捏造し、分析し、処方箋を書く(社会に問題がないと存在価値がないため)
とまとめられています。

つまり、個人的に問題であると思ったことを、
もっともらしくデータを見せて批判しするのが社会学者だと。
ひどい言われようですが、あながち間違っているとも思えません。
この本に書かれているトンデモない結論も、
社会学の手法によって、もっともらしく聞こえます。

社会学者はマスコミに数多く露出し、
世論形成に大きく影響を与えています。
提示されたデータ、学者の意見は鵜呑みにする危険性を教えてくれます。

また、社会学の手法を用いて、黒を白と思わせる、
説得術を学ぶこともできます。

読み物としても楽しめて、「へぇ〜」と思わせるデータがたくさん載っています。

反社会学講座
反社会学講座
★★★★
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2006年01月29日

「コメント力」齋藤孝

コメント力は日常生活の至る所で求められる。

鋭いコメントができれば、
有能な人と思われるし、人が寄ってくるし、異性にもてるようになる。
就職活動でも役に立つだろう。

この本には、「コメント力」トレーニング集として、
有名人などのコメントが場面毎にクイズ形式で載せられ、解説されている。
例えば、人をなぐさめるとき、として
「なまじ目鼻がついているんで苦労している女いくらでもある」

という、落語のなかの、のっぺらぼうの女性に対する言葉が書かれている。
また、バカボンのパパや「エースをねらえ」の宗方コーチの言葉なども挙げられていて、
とっつきやすく、漫画を普通と違う視点で見ているところがおもしろい。

コメント力を上げる一番の方法は、
何に対してもコメントするように心がけることである。
ニュースや映画、料理に、ありきたりではないコメントをする。
「おもしろかった」や「おいしい」では聞いている方はつまらない。
コメントを聞いた人に、影響をあたえるものであると心に残る。
例えば、その料理を食べてみたいと思わせたり、新たな視点を与えたり、
楽しい気分にさせたり。

齋藤孝氏は二十歳まではクラシックを聴いても良さが分からなかったが、
評論家の吉田秀和の本を読んでから、聴こえていなかった音が聴こえてきて、
理解できるようになったらしい。
吉田秀和の言葉によって、感性が研ぎ澄まされたのだ。
そんなコメントができるようになりたい。

コメント力を上げるためのテクニック
・比較して違いを言う(同じ監督の違う映画と比較する)
・どこにエネルギーを一番注がれているかに注目する(注力されてい所のコメントは本質を理解していないと思われる)
・具体的な引用をする(映画の1シーンを合せて話すと説得力が増す)
・話を聞きながら、映画を見ながらコメントを考えておく(しっかり観察するようになるし、ありきたりのコメントを捨てる時間ができる)
・動物に例える(あれは虎のようだ)
・AそれでいながらBだ(失敗したものをほめるとき)
・予想していたよりずっと○○だった(ほめるとき)
・似ていると指摘する(何がどう似ているのかを明確にすることで、ものを見る視点がクリアになる)
・コメントする対象が自分だったらを考えコメントする(謙虚になれる)
・まずはこの○○という作品にめぐり逢えたことをなにより感謝したいと思います(自分の作品に対して)
・擬人化する(この味は何かいきり立っていますね)
・断言する(コメントは話の起爆剤になるべきもの、曖昧だと話がとぎれる)
・得意分野で比喩する(阪神ファンだったら、2アウト満塁で井川が押し出しのファアボールやったときのような辛さだね)
・学問的な体系を身につけて、すべてその体系で説明する(精神分析学など)

コメント力
コメント力
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2006年01月04日

受験のときに食べると良いもの

ごはん、パン、そばなど。

炭水化物がいい。

脳内の神経細胞がシナプスを形成することによって、頭がよくなる(知識が蓄えられる)。
そのシナプス形成に必要となる養分がグルコース(ブドウ糖)。
グルコースは炭水化物が分解されたものである。

この炭水化物こそが脳の唯一無二の栄養なのです。
ですから、受験の時には、カツを食べるよりも、ごはんとかおソバを食べるほうがいい。

海馬
海馬の中に書かれている
脳研究者の池谷裕二博士の言葉より

最近の受験生に人気なのはNestleのKitKat(キットカット)。
「きっと勝つと」という九州の方言から縁起のよいお守りになっているらしいのですが、
砂糖も炭水化物だから、脳的にも良さそうです。
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2005年12月22日

「大地の子」山崎豊子

中国に残された日本人戦争犠牲孤児の物語。
取材3年、執筆5年かけ綴った大作。

カタイ内容で読みにくそうと思っていたが、
すんなりの話にのめりこめ、夢中になってしまった。
また、家族、中国文化、歴史(文化大革命)を体感することができる小説。

主人公は陸一心。
5歳の時、満州で終戦を迎え、ソ連兵に家族を殺されながらも生き延びた。
悲劇はそれだけでは終わらない。
その後、中国人に拾われ、奴隷として働かされ、売られ、
小日本鬼子と中国人から差別され、無実の罪で刑務所に入れられ、
辛い日々を送る。

陸一心の半生を読むと、自分の日々の悩みがしょうもないことに思われる。

その辛い日々のなかでも陸一心は志をもち、
まじめに生き、幸せをつかむ。
少しは見習わないといけない。

その陸一心の人生を支えたのは、
売られていた幼い日本人陸一心を自分の子として育てた
中国人教師陸徳志だった。
愛情を注ぎ、貧しいながらも大学まで行かせ、子供の幸せだけを祈る父。
刑務所での悲惨な生活を送り、死を選んだ方が楽であったが、
父に恩を返す前には死ねないと、それだけを希望に生きた陸一心との父子の愛には、
胸がいっぱいになった。

大地の子
大地の子
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2005年11月16日

「マルクスだったらこう考える」的場明弘

マルクス主義の3要素

1.階級闘争論
 今日まであらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
 資本主義社会では資本家(ブルジョア)と労働者(プロレタリアート)という
 二つの階級の闘争が展開する時代となる。

2.弁証法的唯物論
 外部要因のない自己運動(矛盾による対立物の闘争)として歴史が発展する。

3.発展段階論
 原始共産制、古代奴隷制、封建制、資本主義、社会という定式であらわされる、
 歴史の直線的発展段階論。

マルクス主義に関連する思想家

1.スピノザ
 人間を自然の一部であり、人間史も自然史と同じ発展の過程をたどる。

2.マキアヴェリ
 「君主論」で、王国の統治を、神の必然によってしなかったことによって、
 国王以外の統治の可能性を開いたことで、近代への道をこじ開けた。

3.モンテスキュー
 君主制は権力が集中し、民主制は腐敗してしまうのに対し、貴族制はバランスが取れている。
 君主が単独で政治を行うことは、民衆がひとつの権力として政治を行うことと同じである。
 民主的な機能を充実させるには、民衆の力をひとつにするのではなく、
 つねに水平的に分散しておかねばならないのです。

資本主義社会は、合理性を旨とする事務的管理社会であるがゆえに、
その社会で上昇するには、そのために必要な事務的能力が教育に大きく依存している。
そのため、高所得者の子供は、より高い教育を得られ、
賃金の高い職業に就くことができます。

資本主義社会だと事務的能力が高い人が優遇されるというのは違う。
社会主義も管理が重要になるので事務能力が必要だろう。
技術革新により事務的な仕事は今後コンピュータにより自動化が進むと考えられ、
事務的能力の価値は下がると思われる。
コンピュータには真似できない創造性などの能力を持っている人の価値が上がるだろう。

貧困の原因の一つは、グローバル化した資本が巨大な利潤を独り占めしていることにある。
資本が税金の少ない国家を捜し求めて常に動いているために、課税できない。
また巨大資本は巨大メディアを傘下に置くことで、あらゆる運動に対して
メディアを使ったコントロール戦略をとっている。
確かに世界の大富豪は
とんでもない資産を持っている。ビルゲイツの資産は約5兆円だ。
ビルゲイツは普通の青年が大富豪になる希望を与えてくれる存在だからいいと思う。

資本主義国家は植民地という「外部」から労働力、資源を収奪を繰り返し発展した。
その後、「外部」は「内部」に組み込まれ、
「大量消費を強制されることで搾取される対象」へ変化した。
アメリカは自由と民主主義の名のもとに、
大量消費を強制させる国を広げているのだろうか。

18世紀のような絶対王政による垂直的統治機構ではコストがかかりすぎる。
コストを抑えるためには、権力がない自己責任による統治法を見出すことが必要。
教育によって自己規律化された人間をつくり上げることが、
政治コストの削減につながる。
小泉首相が目指す小さな政府。
でも教育に力を入れるという話はあまり聞かないけど、
今の教育された日本だったら役人を減らしてもある程度うまくいくと思う。

グローバリゼーションによって賃金が低位で平均化されつつある。
海外に工場が移転されると、開発途上国の賃金が上がり、日本の賃金が下がる。
移民労働者が入ってくると、今までもらっていた賃金が分散されるので、賃金が下がる。
バブルがはじけて不況という理由だけでなく、
グローバリゼーションが原因で賃金が下がっている。
グローバリゼーションの負の部分。

マルクスだったらこう考える
マルクスだったらこう考える
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2005年11月13日

「流星ワゴン」重松清

直木賞作家、重松清による父子の物語。

家族が分かり合うことの難しさ、そして大切さを教えてくれる小説。
息子を、父親を、妻を、今までとは違った角度で見ることができるようになるだろう。
また「あのときこうすればよかった」と後悔するのではなく、
絶望的な状況でも、あきらめなければ、誰も知らない未来は
変えられる可能性があることを教えてくれる小説。
死ぬことができるくらいの勇気があれば、人は何だってできるはずだ。

38歳の主人公永田は、リストラされ、妻に離婚届をつきつけられ、
息子に家庭内暴力をふるわれ、サイテーの状況だった。
夢も希望もなくなり、死んでもいいと思っていた。
そこに現れたのが5年前に交通事故で死んだ父子が乗るオデュッセイ「流星ワゴン」。
永田は流星ワゴンに乗り、過去の大切な場所に連れていかれ、
気づかなかった妻、息子、父の本心を知る。

自分がいつも正しいと威張り散らしていた父が嫌いだった。
しかし、同い年として出会った父はそんな強い男ではなかった。
家族だから、父と子という関係だから、夫と妻という関係だから、
知ることができない一面ができてしまうのだろう。

分かれ道は、たくさんあるんです。でも、そのときにはなにも気づかない。
みんな、そうですよね。気づかないまま、結果だけが、不意に目の前に突きつけられるんです。
サイテーの状況をつくりだした分岐点となった出来事。
そのときの行動がサイテーの状況をつくりだすとも思いもしていなかった。
後悔してもしょうがない。過去を変えることはできないのだ。
現状を受け入れ、過去にタイムスリップできたらこんな努力をして現在を変えるんだけど・・・、
という思いを、現在を変える努力につなげればいいのだ。

未来は自分で決められる、って思って日々過ごしていきたいなぁ。

流星ワゴン
流星ワゴン
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2005年11月07日

「常識の世界地図」21世紀研究会編

挨拶、マナー、食など、日本での常識が他国の非常識になり、
他国の常識が日本の非常識なことはたくさんある。

例えば、アフリカのある部族は「手につばをかける」ことが挨拶らしい。
日本人がやられたら激怒するだろう。
またそこまで極端ではなくても、
抱き合ったり、キスをしたりする欧米の挨拶は、日本人には過激だ。
しかし、彼らにとってはあたりまえの常識なのである。

そんな世界の常識が書かれた本。
外国の常識を知ることは、海外旅行をするときはもちろん役立つだろうし、
映画や海外ニュースを見るときにも、新鮮な見方をもてるだろう。
また、人間の嗜好が文化、歴史によってこんなにも異なることに驚かされる。
これを読めば、つまらない常識にとらわれない発想ができるようになるかも。

豆知識

欧米に旅行に行ったとき、疲れてしゃがむことはやめたほうがいい。
欧米では、下品なサルのような座り方として嫌悪されている。
海外旅行によく行っていたが、これをしたことあるかも。
まわりを見て、どのように振舞うのが常識か考えてから行動しなければならない。

アルコール度の低いビールは、ドイツでは朝の食事代わりにしたり、
薬代わりにもなった。現代でも、サンドイッチとビールの組み合わせは、
イギリスのビジネスマンにとってもっともありふれたランチで、
昼間から一杯やることへのうしろめたさなどはみじんもない。
うらやましい。

イギリス人の衣装哲学では、ベルトは兵士が武器を携帯するためにつくられた
実用本位のものなので、あらたまった席には、ベルト通しのないズボンで行った方がいい。
ヒップ・ポケットも、起源はアメリカ人が拳銃を入れるために考案したものだから、
ポケットのないもの、目立たないものがフォーマルなときにはいい。
当然、このポケットには何も入れない。
ベルトは正装のときにはしていくものだと思っていた。ベルト通しのないズボンはジャージ以外にもっていないのだが・・・

花の次に、誰にでも喜ばれるのは、チョコレートだという。
とくに、ベルギー産の高級チョコレートなら、ちょっとした贈り物として申し分ないし、
相手を選ぶこともない。
プレゼントの基本。

(イスラム圏において)ムハンマド以前の時代には、女児よりも男児の生存率が低かった。
さらに、ジハードで命を落とす男も多かったので、女性の人口が男性を圧倒していた。
そうした未亡人や子供たちを救済するために、一夫多妻制を導入したのである。
昔の教えに従っていると一夫多妻制になるのだろう。
日本の貴族も昔は一夫多妻制だった。
一度決めた決まり事を永久に守らなければならないのは、
まわりの状況が変わるので難しいだろう。
1000年以上守り続けている彼らには驚くばかりである。

世界各地に、異なる宗教、異なる民族があることを認め、
そこで育まれた異文化を理解し、
尊重することからはじめなければならないのではないだろうか。


常識の世界地図
常識の世界地図
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畑村式「わかる」技術、畑村洋太郎

東大名誉教授、畑村洋太郎による、新しいものをつくるための方法「創造の方法」
を会得するために必要となる「わかる」の仕組み、利用法が書かれた本。

すべての事象は、いくつかの「要素」が組み合わさって「構造」を持っています。
例えば、刺身と酢飯という要素が、
重ねるという「構造」を持つことによって、寿司という事象が出来上がります。

「わかる」という感じは、もうすでに知っている要素や構造と、
その事象が一致するときに得られます。これをテンプレートの一致と言います。

また、どのテンプレートとも一致しない場合、
新たなテンプレートを構築することにより「わかる」感じがします。
なかなか新たなテンプレートを作れないために「わからない」
という感じがしてしまうのです。

真剣に勉強している人の頭の中には、
新しいテンプレートをつくるのに必要な種があります。
しかし、この人は最初は、その種の使い方どころか、
そもそもどの種を使えばいいのか分かりません。


教科書にはエッセンスだけが書かれています。
余計なものを取り去ってエッセンスだけを伝えることは効率的です。
しかし、シンプルにした分だけ、それを理解するために必要な
新しいテンプレートがなかなか作れないという問題が出てきます。
テンプレートが作れなければ覚えることも難しいですし、
覚えたことを実践に使うために必要な「わかる」こともできないです。
また、エッセンスだけを暗記させることは、
勉強する人の意欲を削ぎます。
わかりたいという意欲を持たせるようにしなければなりません。

何事も経験を多く積めばはやく問題を解くことができます。
公式を暗記し例題を多く解くことにより、
例題と同じ形式の練習問題は解けるようになります。
しかし、その時、対象がどのような要素を持ち、
どういう構造になっているかなどを意識して観察して理解していなければ、
似たような対象があらわれたときに「わかる」ことができません。
つまり、例題とは多少違った形の応用問題が解けないのです。

いろいろなことが「わかる」ようになるベースを頭の中につくるときには、
暗記は必要不可欠だと考えています。


理解しているかどうかを確認する方法として、
他人に教えることができるか、というものがあります。

現代社会で必要とされていることは「課題解決」ではなく「課題設定」です。
単に解放を覚えるだけでなく、常に問題はどこか?ということを考え、
試行錯誤を繰り返しながら自分で実際に解いてみることが重要です。

畑村式「わかる」技術
畑村式「わかる」技術
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2005年11月02日

「椿山課長の七日間」浅田次郎

働きすぎで急死した椿山課長が
家族に別れを告げるため、
仕事が滞りなくできているか確認するため、
そして邪淫の罪を晴らすため
死後7日間という期限つきで冥土から現世に戻るという
とんでもストーリー。

本屋につまれていたら背表紙を読みすぐに本を置いただろう。
友達に貸してもらい、他に読む本もなかったし、
浅田次郎を一度も読んだことがなかったため、読んだ。

しかし読み終わってみると
「小説はおもしろい」
と久しぶりに実感させられた本だった。

椿山課長、
同時期に現世へ戻った男気あふれるヤクザの武田と
しっかりもので心優しい少年蓮ちゃん、
世界中の他人を幸せにするために生きた椿山課長の父、
本物の恋に生きた椿山課長の同僚佐伯、
などなど
個性豊かな、しかも、それぞれ印象に残る
登場人物であふれていた。

小説を読むといろんな人の人生を擬似体験できる。
また、多様な考え方を持つ人がいることを実感できる。
尊敬できる人物であったり、
反面教師にしたい人物であったり。

小説をよく読む人と話していると
多くの疑似体験で培った経験が蓄積されているように思えるときがある。
知識がいっぱいつまった学術書やハウツー本もいいが、
小説から学ぶこともいっぱいある。

椿山課長の七日間
椿山課長の七日間
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2005年10月25日

「人間失格」太宰治

教養になる昔の有名な文学作品でも読んでみようと思い
たまたま本屋に平積みになっていて目に付いた「人間失格」を買った。
こんな昔の小説を読むのは高校時代に読書感想文を書かされたために読んだ
夏目漱石の「こころ」以来だった。
読み始めは慣れない言葉、書き方のため少々読みにくかったが、
1度読み進めると最後まで一気に読んでしまった。

自分の幸福の観念と、世の全ての人たちの幸福の観念とが、
まるで食い違っているような不安、自分はその不安のために夜々、
輾転し、呻吟し、発狂しかけたことさえあります

葉蔵は幼い頃から「道化者」として振舞った。
他人を恐れ自分の闇の部分を隠すため、明るく皆を笑わせた。

まわりもこの「道化者」はいるんだろうか?
自分は、自分の暗い部分を隠すため、自分をよく見せるために
ヌイグルミを着て人と接している。
誰だって他人の心は分からないものだし、
少なからず道化者を演じているはずだ。
より意識的か、無意識的かの違いはあれ。
意識的な道化者探しをしてみるのも面白いかも。
葉蔵のように見破られるのを恐れているかもしれない。

誰にも訴えない、自分の孤独の匂いが、多くの女性に、
本能によって嗅ぎ当てられ、後年さまざま、自分がつけこまれる
誘因の一つになったような気もするのです

女性をひきつけるために、お茶目でありながら孤独でミステリアスな部分を持つこと。

「人間失格」は太宰治の自伝であり遺書であった。
作品完成の1ヶ月後、彼は自らの命を絶つ


人間失格
人間失格
新品270円、ユーズド1円から
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2005年10月18日

「大河の一滴」五木寛之

暗い本であるが1998年のベストセラー。
五木寛之の思想は、仏教(親鸞オタク)と
終戦を朝鮮で迎え敗戦国の難民として過ごした悲惨な体験から育まれたと思われる。

タイトルとなっている「大河の一滴」とは私たち命のこと。
小さな存在ではあるが、大きな水の流れをかたちづくる一滴であり、
永遠の時間に向かって動いていくリズムの一部なのである。

「人が生きるということは苦しみの連続なのだ」
と覚悟するところから出直す必要があるのではないか

それは
なにも期待していないときこそ、思いがけず他人から注がれる優しさや、
小さな思いやりが<早天の慈雨>として感じられる

からだ。

筆者は、自殺者が年3万人近くいて(自殺は日本人の死因の第七位!)、
少年の凶悪犯罪が増加するなど、
現代の日本人は死を軽視していることを問題にしている。
この問題の解決の糸口として、
ナルシストになること、
死をあらわにすること、
人間が生きていることの素晴らしさを実感すること、
などを挙げている。
マンフォードという思想家が、自分を愛していない人間は
他人を愛することができない、といっています。自分を人間を憎んでいる人間は他人を憎む。
だからたとえ幼稚な愛であっても、人はせめてナルシシズムからでも
出発するしかないのではないか

若い人たちのインド旅行での新鮮な驚きのひとつは、
インドでは死があらわになっている。死というものが日常生活の中で
隠されないで露出されている

私たちが自分で意識していることの何百万倍ぐらいの努力が、
この小さな体のなかで行われながら、ぼくらは生きるわけです
(血液、栄養を体中に運び、免疫系が病気から守り、などなど)


しがらみにとらわれず、自分らしい自分で納得できる生活を送ることで
幸せを感じることができる。
早寝早起きの規則正しい生活も、人間一般には常識だろうが、
個人に共生する必要はない。太古、人間は夜行性だった時期もあるというではないか。
イスラムの思想では夜更かしは美徳である

(常識にとらわれるのではなく)こういう生き方を選んだのだ、
このことで悔いはないのだ、ああ、なんと自分は幸せな人間だろう、と思えるのだったら、
むしろそのほうがいいのではないか


でも、だらだらしすぎてもいけないようだ。
(南極での厳しい生活でも、髭を剃り、服装をととのえ、あいさつをする)
社会的なマナーを身につけた人が意外にしぶとく強く、厳しいか生活環境のなかで
最後まで弱音を吐かなかった


成長するためには、よくしゃべる人、自分の意見をはっきり言うことが大切とのこと。
蓮如は「ものを言わぬ人間は悪人である」といっている。
それは、人前でものを言うと、その人間の心の浅はかさ、
そして考え方のいたらなさ、そういうことが一目でばれてしまうのではないか。
ばれることによって、人に教えてもらうことができるし、自分でもいたらなさに気づく
そんなふうにして人間は成長していくものなのだ


あまり思いつめずに
あきらめるということも必要だと思います。
「あきらめる」の語源は「あきらかにきわめる」ことです。
物事を明らかにして、人間にはできないこと、どうしようもないこともあるのだと
理性的に確認するということです


大切な人が傷ついていたら「励まし」だけでなく場合によっては「慰め」も
人間の傷を癒す言葉には二つあります。ひとつは<励まし>であり、
ひとつは<慰め>です。まだ立ち上がれる余力と気力があるときに励まされると、
ふたたびつよく立ち上がることができる。しかし、頑張れと言われれば言われるほど
つらくなる状況もある。なにも言わずにそばに行って無言でいるだけでもいいのではないか。
その人の手に手を重ねて涙をこぼす。手の温もりとともに閉ざされた悲哀や痛みが
他人に伝わって拡散していくこともある。


戦争の時代、なぜか不思議な実感があるのです。生きていたという実感が


大河の一滴
大河の一滴
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2005年10月17日

「決断力」羽生喜治

1996年に「将棋界始まって以来の七冠」を達成した羽生さんの本。
将棋の勝負から得た教訓をが書かれています。
当たり前のこともたくさん書いてありますが、
なるほどっと思わせる言葉もちりばめられています。
特に後半がおもしろかった。
どの世界にしろ、その道を極めた人の言葉は説得力が感じられます。

積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にする

勝負での重要なポイント。
リスクを取ると負けてしまう可能性もでてくるが、
リスクを取らないと勝てない場面というのは必ずある。

深い集中を得られるかどうかは、面白いと感じられるかによる。
考えて面白い局面、考えがいのある局面、そういう方向へもっていくことが
集中力へつながるのだ。集中力だけをとり出して養うのは難しい

集中力のあるなしは、仕事でもスポーツでもその成否に大きく関わる。
集中力を保とうと意気込んでもなかなかできるものではない。
考えれば考えるほど雑念が入ってくるのが普通だ。

情報をいくら分類、整理しても、どこが問題化をしっかりとらえないと
正しく分析できない。山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには
「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほう重要なのである


昔の将棋の戦術は古くて今は使い物にならない。
しかし、昔勉強したことがすべて無駄になるわけではない。
勉強する過程で、こうすれば早く習得できる、
こうした方が理解が深まるという方法論を得ることができるのである。
つまり、もしかしたら無駄になるかもしれないからと思い勉強するのではなく、
また、使えない知識を勉強したことを後悔するのではなく、
いろんなことに挑戦し勉強することは大切なことである。

羽生さんは「オールラウンドプレイヤーでありたい」ということを大事にしている。
自分の得意な形に持っていくと楽だ。
しかし、それを続けてばかりいると飽きがきて、世界が狭くなってしまう。
息苦しくなって、アイデアも限られてしまうのだ。

羽生さんは、将棋を楽しんでいるが、楽しむために相当の努力している。
仕事をするときも自分の興味ある方法、得意な方法で進めることが多いが、
仕事を楽しく行うための彼のような努力は、向上心、集中力を高めるために大切だと思う。

決断力
決断力
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2005年10月08日

仕事ができる人できない人の成功心理術、メンタルトレーニングで能力改革、高畑好秀

プロ野球、Jリーグ、オリンピック選手などにメンタルトレーニングの
指導をしている心理士が書いた本。
ビジネスマンが陥りやすい問題について解決法を与えてくれます。

まず、できる人とできない人の大きな違いは「集中力」にあるとのこと。
スポーツ選手がヘッドホンで音楽を聴いているのは、
音楽に集中してプレッシャーや雑念をはね除けるという意味があるらしい。
同じ効果があるトレーニング法として「ろうそくの炎」を挙げている。
目を閉じて心のなかで「ろうそくの炎」のイメージを浮かべ、
その映像にひたすら神経を集中させるというもの

実際にやってみたが、イメージ力がないのか、なかなかろうそくの炎をイメージできない。
暇なときにろうそくの炎を出せる訓練をしなければ。
そして
落ち着いた気持ちになったら、イメージする対象をろうそくの炎
から現実に自分が取り組まなくてはいけない仕事に置き換えてみる


集中力を保つためには、モチベーションがなければ難しい。
仕事に対するモチベーションを高めるためには、
明確な将来ビジョンを持ち、可能な努力を通じて得られる目標数値を見極めることが大切だ。
また、具体的な目標をステージ毎に分け、順々に楽しんでクリアしていく、
とうゲーム感覚を持つことでモチベーションを維持できる。

会社に行っても、すぐに仕事に取り掛かることができず、
ネットでニュースを見てしまって時間がダラダラ過ぎてしまうことがたたある。
これは、席につくまでに、十分なウォーミングアップができていないからであるらしい。
通勤中にボケーっと景色を眺めるのではなく、やらなければいけない仕事の手順を考え
仕事をしているイメージトレーニングをすることがウォーミングアップになる。

また、できる人は広い人脈を持っており色々な情報が集まってくる。
能力がある人の周りには人が集まるが、
大した能力をもっていなくても、人が集まってきたり、
情報が集まってきたりする人が確実にいる。それは知ったかぶりしないで
何にでも興味を持って質問する人だ。それは、人が本来持っている「教えたい欲求」
をその人が満たしてくれるからだ。

能力が高い人になることは難しいが、
何にでも興味を持って質問する人になることは、心の持ちようでなれる。

上司や同僚に質問するとき、
「どうしたらいいか教えてください」という聞き方ではなく、
稚拙でもいいから自分なりの答えを提示しよう。そうすれば、
相談された側はその答えが正しいか正しくないかまず判断するから、
アドバイスもしやすくなる。

悩んでいるときは他人の頭を借りることで解決することも多い。

*** できない人からできる人になるためのテクニック ***

まわりくどい話をしがちな人:「結論から言うと」「要点から言うと」
という枕詞を口ぐせにする

自信がもてない人:大きな声でしゃべる癖をつける

ややこしい話を整理できない人:他人に教えるときのことをシミュレーションする

アイデアが浮かばない人:不可能なんてないと思い込む。
そして一人ブレーンストーミングする。
思いついたアイデアをとにかく紙に書き、無関係と思えるもの同士をつなげてみる

複数の仕事をこなせない人:毎日数分でもいいから、仕事全体について考える時間を作る

仕事ができる人できない人の成功心理術
仕事ができる人できない人の成功心理術
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2005年08月13日

考える脳 考えるコンピュータ、ジェフ・ホーキンス、サンドラ・ブレイクスリー

考えるコンピュータであるかどうかを調べる有名な方法として「チューリングテスト」がある。チューリングテストとは、チャットをしている相手がコンピュータか人間か当ててもらい、人間と区別できなかったら、それは考えるコンピュータとする方法である。このチューリングテストでは行動によって知能を持っているか判別する。しかし、筆者はこの行動によって知能の有無を判別することは間違いだと指摘する。人間は
暗闇で横になっているだけでも、思案と推理をめぐらすことで知能は発揮できる
。知能について知るためには、行動ではなく、頭の中の働きを重視すべきであり、特に新皮質の仕組みを知ることが、知能を持った機械をつくることにつながると考えている。

筆者が注目する新皮質の特徴は、ヴァーノン・マウントキャッスルが指摘した、新皮質の見た目と構造が極めて均質であるとこうことである。そしてその結果
新皮質が実行するあらゆる処理には同一の計算手段が使われている
という仮説が提示された。視覚、聴覚、触覚は全て異なる感覚であるが、脳に入って活動電位に変わると、全て同じ、単なる時間的、空間的なパターンである。耳から入った情報であろうが、目から入った情報であろうが、同じように処理される。こう考えると、現在、音声認識、画像認識など様々なパターン認識、人工知能の手法が提案されているが、統一的に扱う手法が存在するはずである。脳はそのように処理しているのだから。

人間は0.5秒以内で写真のなかの猫を判別することができる。0.5秒では脳に入った情報は100個の細胞を通過するだけらしい。しかし100個の細胞を通過するだけで知的な活動を人間は行っている。これは「100ステップの法則」と呼ばれるものであるが、どうしてこのようなことが可能なのだろうか?その答えは
脳が問題の答えを「計算」するのではなく、記憶の中から引き出してくるから
らしい。

人間の脳は蓄積した記憶を使って、見たり、聞いたり、触れたりするものすべてを絶えず予測しているのだ。わたしが部屋の中を眺めるとき、脳はいつも記憶を使い、何を見るはずであるかの予測を、実際に見る前にたてている。
こうした予測が人間の思考であり、感覚の入力と結びついたときは認識となる。脳の知能のこのような定義を、わたしは「記憶による予測の枠組み」と呼ぶことにする


著者はPalmの生みの親。

考える脳 考えるコンピューター
考える脳 考えるコンピューター
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さおだけ屋はなぜつぶれないのか?身近な疑問からはじめる会計学、山田真哉

はじめは会計学の本とも知らなかったんですけど、
いつまでたってもベストセラーになっていたので気になって読んでみました。
会計学の考え方を日常生活へ生かすとどうなるかなど書かれていておもしろかった。

節約は絶対額で考えるべき
1000円のものを500円で買ったとしても500円しか特にならない。100万円のものを99万円で買ったら1万円も得する。パーセンテージで考えると50%引きと1%引きだが、絶対額で考えると逆になる。小さいお金でケチケチしていても特に節約にならない。小さいお金は豪快に使って気持ちよく生活し、大きいお金で節約する。

商売をしている人は在庫を減らそうと努力する。在庫はコストがかかるからだ。家庭でも在庫コストはかかる。物を置くスペースにはお金がかかるし、維持するのにもお金がかかるし、整理するのにもお金がかかる。いらないものは積極的に捨てて在庫をなくすようにしよう。

会計には機会損失(チャンスロス)という考え方がある。ある商品を完売して在庫をゼロにしたからといって喜んではいけない。完売したということは、もう少し多めに仕入れていればもっと売ることができたということである。もうける機会を逃したということだ。日常生活でも
どうせやるならできる限り最大限まで目標を高めに設定
することで機会損失をなくせる。しかし、あまりに高すぎる目標だとやる気がなくなってしまうので、実現できそうなレベルよりも少し高めの目標がよいらしい。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

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経済物理学の発見、高安秀樹

経済学は「科学」になりきれていません。需要と供給が均衡するという経済学で最も有名な考え方は、市場参加者が常に市場全体についての情報を持っており最善の行動をとるという現実離れした仮定の上になりたっています。そのため、実際の経済データを見ても、経済学が教えてくれるものとはかけ離れたものとなっています。

経済物理学(エコフィジックス)とはカオスやフラクタルといった物理学の手法を使って経済現象を解明する最近始まった学問です。

カオスをつかって株価や為替を予測して成功しているヘッジファンドがあるそうです。カオスとは、初期値のほんのわずかな違いが結果として大きな違いが生まれることです。
カオスは全くのランダムとは異なり、何らかの秩序を持った複雑な構造を内蔵したような変動なのです。この性質を積極的に利用し、複雑な変動の時系列データからある程度の未来を予測することが場合によっては可能になることが示され
ています。

フラクタル(部分を拡大すると全体と同じように見える)は、海岸、雲、木など様々な自然現象で見られますが、フラクタルという概念は、マンデルブロが経済現象を解析しているなかではじめて発見したものです。このことからも、物理学と経済学と似たような性質を持っていることが分かり、物理学の手法が経済学にも応用できると期待できます。

この本では、くりこみ理論を使ってマクロ経済学とミクロ経済学の方程式をつないでみたり、所得の変動や分布を説明してみたりしています。経済学が全く分からない人でもおもしろく読める本です。

経済物理学の発見
経済物理学の発見
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2005年02月20日

マンガ 日本の歴史がわかる本

マンガを読んで日本の歴史を楽しく学べる本。

「歴史は繰り返される」とよく言われ、
過去を学ぶことによって、
現代の問題に対する解決策も見つかる。
歴史には様々な教訓が隠されている。

また、日本の歴史を知ることは、
自分たちがどのようにつくられたのか知ることができる。

さらに、歴史的名所を楽しく旅できるようになるだろう。
個別の歴史(例えば法隆寺に行くんだったら聖徳太子のこと)だけを勉強してもいいが、
日本全体的な歴史のなかでの位置づけを知ることで、
その場所や人の重要性をさらに知ることができるだろう。

歴史の教科書を読んでもいいですけど、
そんなにツライ思いまでしたくないので、
マンガで軽く学べるのはよいです。

イメージとして知識を覚えると忘れにくいという記憶術の常識から見ても、
漫画で勉強することはいいことだと思います。

マンガ・日本の歴史がわかる本 古代‐南北朝時代篇
マンガ・日本の歴史がわかる本 古代‐南北朝時代篇

マンガ・日本の歴史がわかる本 室町・戦国‐江戸時代篇
マンガ・日本の歴史がわかる本 室町・戦国‐江戸時代篇

マンガ・日本の歴史がわかる本 幕末・維新‐現代篇
マンガ・日本の歴史がわかる本 幕末・維新‐現代篇
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2005年02月19日

話を聞かない男、地図の読めない女

この本には
異性ともっと楽しく付きあい、おたがいに幸せになる方法が書かれている

少し前、女の子とドライブに行ったときに地図を渡してナビをしてもらったが、
ちゃんとナビしてくれない。
信号待ちなどのわずかな時間をつかって地図を自分で見た方が、
よっぽど道がよく分かった。
そんなとき「話を聞かない男、地図の読めない女」の本を思い出した。
読んだことはなかったが、ベストセラーであって、本屋でよく目にはしていた。

女の子が地図が読めない理由が書かれていると思って買ってみたのだが、
それ以上のことをこの本から学ぶことができた。
女と男はどこが違うのか、
女はどうすれば喜ぶか、などなど、
今まで知らなかった日常生活に役立つ知識がたくさん盛り込まれていた。

同じ人間だと思って、女の子も自分と同じような考え方をするとなんとなく考えていた。
しかし、男女は体が全然違うのだから、頭の中が全然違ってもおかしくない。
脳の配線が考え方を決めているのだとしたら、
体を変形させるよりも、脳の配線を変更する方が物理的にもよっぽど簡単であり、
進化によって男と女の外見が別物になっていったように、
頭の中も外見以上に別物になっていったのだ。

進化論を使ってどうして男と女が違う考え方を持つようになったのか、
脳科学を使ってどうして男と女は違う考え方をするのかのか、
科学的に書かれている。

何十万年もの間、男は危険だらけの外界に出かけては食べ物を手に入れ、
女は子供の世話をしたり、同じ群れの女たちと一緒に過ごして毎日を送っていた。
これが「男が地図が読める」「女が話を聞く」理由である。
このような生活の間は、空間認識能力が高く狩がうまい男は多くの子孫を残し、
子供をたくさん育て仲間とうまくやる女は多くの子孫を残した。
現代ではこのような自然選択の原理は働かないが
(頭がよくても、運動神経が飛び抜けていても、大金持ちでもあまり子孫の数は変わらない)
大昔の人間は男らしい男、女らしい女が自然選択を勝ち抜き、
男と女の体と頭の中は異なる方向へ進化していった。

しかし現代ではそのころとは全くことなる生活をしなければならない。
生物としての仕組みが、現代人の期待や要求に合わなくなっている
それだけに現代社会で楽しく生きていきためには、男女の考え方の違いをはっきりと認識している必要がある。

男と女のちがいを言うと、男女差別だと言われ、
科学的に思考の男女差は昔から知られていたものの、
あまり大っぴらにされることはなかった。
そのため筆者(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ夫妻)は
男女がちがうことは、不平等という意味ではない。平等とは、やりたいことを自由に選べるということだ。男女がかならずしも同じことをやりたがらない、それがちがいである

など何度も不平等を助長するものではないということを書いている。

男と女の脳の違い
(男脳は)感情にまどわされず、統計データをもとにコストや結果を正確に予測することができる。(女脳は)直感や感覚でものごとを判断し、わずかなデータから問題をするどく認識することができる

女が話すのは、結論や解決策を見つけるためではなく、憂さを晴らしてすっきりするのが目的なのだ。(しかし)男は話をしょっちゅうさえぎって解決策を提示する。脳がそういう作りになっているし、解決策があったほうが女の気が楽になると思うから。女が興奮してしゃべっているとき、話をきいているというそぶりを前面に押し出すことだ

男の場合、感情の中心が右脳にある。つまり、脳のほかの働きとはある程度独立して機能しているということだ。しかし女の感情は左右の脳に広く分布していて、ほかの機能と連動している。だから議論のときに感情的になりやすい


男と女の性的な違い
性的な行動に深く関わっているのは、脳のなかでも視床下部というところで、通常この部分は女のほうが小さい

男は目から、女は耳から刺激を受ける

女が性欲が感じるには、愛され、あがめられているという実感、自分が大切な存在だという確信が不可欠だ。男はセックスしてからでないと、自分の感情の波長に合わせて、気持ちをはっきり表すことができないのに、女は、まず男に気持ちを整理してもらってからでないと、セックスする気になれないのだ

男はセックスと愛情を分離できるので、たまに火遊びしたぐらいでパートナーとの関係は揺らがないと思っている。だが女の脳では、セックスと愛は表裏一体なのだ


女をおとすための知識
男のためのロマンス達人講座
1. 雰囲気作り
照明をほの暗く、ムードたっぷりの音楽、誰にもじゃまされないこざっぱりとした部屋
2. 食べさせる
3. 火をたく
4. 花を贈る
5. 踊りに行く
6. チョコレートとシャンパンを買う
アルコール飲料のなかで、テストステロン(性欲を起こすホルモン)の分泌を高める成分が入っているのはシャンパンだけだし、チョコレートに含まれるフェニルエチルアミンは、女の脳を刺激して愛情を活発にする

女の性欲が一年で最も強くなるのは秋

女が好むのは言葉と感覚である。明かりを暗くするか、目を閉じてしまうほうが、女の感覚器官にはしっくりくる。さらにやさしくなでられたり、思わせぶりにあちこち触られたり、耳元に甘い言葉をささやかれたりしたら、火のつかない女はいないだろう
女の脳は、においの信号を解読して男の免疫系の状態も探る

月経終了から21日間は、エストロゲンのおかげで女は満足感、幸福感が強く、きげんが良い。性的衝動もだんだん強くなって、18〜21日ぐらいで最高潮に達する


セックスのススメ
週に平均して3回ほど仲むつまじくやっている人は、一年で8400キロカロリーを消費している。この消費熱量は、130キロメートル走ったに等しい。セックスによってテストステロンの分泌が増えると、骨や筋肉がじょうぶになり、善玉コレステロールも増える


社会問題を解決するための知識
人類がこの世に出現してからというもの、社会の八割は乱交型だったという。しかし一夫一婦制が確立すると、男が本来持っている激しい性欲が、男女間に軋轢を生むようになった

子供に愛情のこもった接触がなされない社会ほど成人の暴力発生率が高い

身体をよく動かす男の子ほど犯罪や暴力をおこしにくい

ホモセクシャルは遺伝であって、本人の選択ではない


話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
文庫本700円
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2005年01月23日

クラシックの名曲50選

さわりで覚えるクラシックの名曲50選
さわりで覚えるクラシックの名曲50選、楽書ブックス、中経出版

1400円で有名どころのクラシックがいっぱいつまった(全50曲)CD2枚ついてるのは安い。
バッハ、ビバルディーから現代の作曲家まで、入ってます。
作曲家のプロフィール、曲の背景なども書かれていて勉強になります。
クラシックは全く知らないけど、
クラシックの話ができる大人になりたい人にオススメ。

ジャズやオペラ版もあります。
さわりで覚えるジャズの名曲25選―名盤ブルーノートから25人のビッグメンが集結!
さわりで覚えるオペラの名曲20選―一流の演奏と歌手で聴きながら読む超入門書
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2004年12月29日

日出処の天使、山岸涼子

聖徳太子のファンタジー歴史少女漫画です。友達に借りて全7巻通して読んじゃいました。一度に十人の会話を理解できたという超人的な人という話は聞いたことがあったんですけど、この本の中の聖徳太子は10歳にして大人もたじろぐ天才で超能力をあやつる真の超人です。1000年以上前の人なのに誰でも知っている歴史的有名人だから、このくらいのことができてもおかしくないかも、って思ってしまうのが怖いです。歴史の勉強にもなっていいです。

日出処の天子 (第1巻)白泉社文庫
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