2005年11月16日

「マルクスだったらこう考える」的場明弘

マルクス主義の3要素

1.階級闘争論
 今日まであらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
 資本主義社会では資本家(ブルジョア)と労働者(プロレタリアート)という
 二つの階級の闘争が展開する時代となる。

2.弁証法的唯物論
 外部要因のない自己運動(矛盾による対立物の闘争)として歴史が発展する。

3.発展段階論
 原始共産制、古代奴隷制、封建制、資本主義、社会という定式であらわされる、
 歴史の直線的発展段階論。

マルクス主義に関連する思想家

1.スピノザ
 人間を自然の一部であり、人間史も自然史と同じ発展の過程をたどる。

2.マキアヴェリ
 「君主論」で、王国の統治を、神の必然によってしなかったことによって、
 国王以外の統治の可能性を開いたことで、近代への道をこじ開けた。

3.モンテスキュー
 君主制は権力が集中し、民主制は腐敗してしまうのに対し、貴族制はバランスが取れている。
 君主が単独で政治を行うことは、民衆がひとつの権力として政治を行うことと同じである。
 民主的な機能を充実させるには、民衆の力をひとつにするのではなく、
 つねに水平的に分散しておかねばならないのです。

資本主義社会は、合理性を旨とする事務的管理社会であるがゆえに、
その社会で上昇するには、そのために必要な事務的能力が教育に大きく依存している。
そのため、高所得者の子供は、より高い教育を得られ、
賃金の高い職業に就くことができます。

資本主義社会だと事務的能力が高い人が優遇されるというのは違う。
社会主義も管理が重要になるので事務能力が必要だろう。
技術革新により事務的な仕事は今後コンピュータにより自動化が進むと考えられ、
事務的能力の価値は下がると思われる。
コンピュータには真似できない創造性などの能力を持っている人の価値が上がるだろう。

貧困の原因の一つは、グローバル化した資本が巨大な利潤を独り占めしていることにある。
資本が税金の少ない国家を捜し求めて常に動いているために、課税できない。
また巨大資本は巨大メディアを傘下に置くことで、あらゆる運動に対して
メディアを使ったコントロール戦略をとっている。
確かに世界の大富豪は
とんでもない資産を持っている。ビルゲイツの資産は約5兆円だ。
ビルゲイツは普通の青年が大富豪になる希望を与えてくれる存在だからいいと思う。

資本主義国家は植民地という「外部」から労働力、資源を収奪を繰り返し発展した。
その後、「外部」は「内部」に組み込まれ、
「大量消費を強制されることで搾取される対象」へ変化した。
アメリカは自由と民主主義の名のもとに、
大量消費を強制させる国を広げているのだろうか。

18世紀のような絶対王政による垂直的統治機構ではコストがかかりすぎる。
コストを抑えるためには、権力がない自己責任による統治法を見出すことが必要。
教育によって自己規律化された人間をつくり上げることが、
政治コストの削減につながる。
小泉首相が目指す小さな政府。
でも教育に力を入れるという話はあまり聞かないけど、
今の教育された日本だったら役人を減らしてもある程度うまくいくと思う。

グローバリゼーションによって賃金が低位で平均化されつつある。
海外に工場が移転されると、開発途上国の賃金が上がり、日本の賃金が下がる。
移民労働者が入ってくると、今までもらっていた賃金が分散されるので、賃金が下がる。
バブルがはじけて不況という理由だけでなく、
グローバリゼーションが原因で賃金が下がっている。
グローバリゼーションの負の部分。

マルクスだったらこう考える
マルクスだったらこう考える


posted by xi at 23:10 | Comment(2) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
的場先生へ

私は、四国の松山に住む一会社員(54歳)ですが、マルクスに関する論文をしたためました。
タイトルは「マルクス<学>の解体」といいます。
プロの先生に是非ともよんでいただきたいと切望します。お忙しい中、お手数とはとは存知ますが、お願いします。
論文をメールでお送りしたいと思います。メールアドレスをお教えください。
よろしくお願いします。
Posted by 宮内弘利 at 2006年02月06日 12:56
pcばかりいじってないで、勉強でもしとけ。怠慢はれるツラしてんのかコラァ。?
Posted by 山岸舞彩 ミニ at 2013年06月13日 19:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。