2005年10月17日

「決断力」羽生喜治

1996年に「将棋界始まって以来の七冠」を達成した羽生さんの本。
将棋の勝負から得た教訓をが書かれています。
当たり前のこともたくさん書いてありますが、
なるほどっと思わせる言葉もちりばめられています。
特に後半がおもしろかった。
どの世界にしろ、その道を極めた人の言葉は説得力が感じられます。

積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にする

勝負での重要なポイント。
リスクを取ると負けてしまう可能性もでてくるが、
リスクを取らないと勝てない場面というのは必ずある。

深い集中を得られるかどうかは、面白いと感じられるかによる。
考えて面白い局面、考えがいのある局面、そういう方向へもっていくことが
集中力へつながるのだ。集中力だけをとり出して養うのは難しい

集中力のあるなしは、仕事でもスポーツでもその成否に大きく関わる。
集中力を保とうと意気込んでもなかなかできるものではない。
考えれば考えるほど雑念が入ってくるのが普通だ。

情報をいくら分類、整理しても、どこが問題化をしっかりとらえないと
正しく分析できない。山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには
「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほう重要なのである


昔の将棋の戦術は古くて今は使い物にならない。
しかし、昔勉強したことがすべて無駄になるわけではない。
勉強する過程で、こうすれば早く習得できる、
こうした方が理解が深まるという方法論を得ることができるのである。
つまり、もしかしたら無駄になるかもしれないからと思い勉強するのではなく、
また、使えない知識を勉強したことを後悔するのではなく、
いろんなことに挑戦し勉強することは大切なことである。

羽生さんは「オールラウンドプレイヤーでありたい」ということを大事にしている。
自分の得意な形に持っていくと楽だ。
しかし、それを続けてばかりいると飽きがきて、世界が狭くなってしまう。
息苦しくなって、アイデアも限られてしまうのだ。

羽生さんは、将棋を楽しんでいるが、楽しむために相当の努力している。
仕事をするときも自分の興味ある方法、得意な方法で進めることが多いが、
仕事を楽しく行うための彼のような努力は、向上心、集中力を高めるために大切だと思う。

決断力
決断力


posted by xi at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(1) |
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決断力 著羽生善治
Excerpt: 羽生 善治 決断力  僕は将棋をよくやりました。器量は僕の弟が子どもの町内の大会で優勝し、その弟に8割くらいは勝つ強さ。5手詰めくらいまでならぎりぎりできる程度です。  ..
Weblog: 大学生の視点2
Tracked: 2005-10-17 23:46
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