2006年09月13日

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・ディック

映画「ブレードランナー」の原作。
1968年に書かれたものだが、今読んでも楽しめるSF小説の名作。

科学技術が発達するにつれてアンドロイドと人間とを
区別することが難しくなっていく。
そんな世界が舞台の本作品では、アンドロイド判定検査法として、
感情移入することができるか?を基準としている。
つまり、人間のなかでで最も神秘的な(人間には創れない)部分は何か?
という哲学的な問にフィリップ・K・ディックは「感情移入」
という答を提示しているのである。

感情移入とは、相手の気持ちになって考えることができること。
それができることによって、相手の意図が分かり、
コミュニケーションが円滑にできるようになる。
また、他人の行動を的確に予測することができ、
社会形成が容易にな。

さらに、感情移入能力を持つことは、
自分の行動選択にも有利になると思われる。
自分のなかにある複数の選択肢を、
他人の気持ちと同じように考えることにより、
どの行動を選択すればよいか明らかになるだろう。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・K・ディック 浅倉 久志
早川書房 (1977/03)
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おすすめ度の平均: 4.41
4 荒廃と輝き
5 人間の核
4 ディック流のニーチェ解釈




posted by xi at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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