2006年07月19日

下流社会、新たな階層集団の出現

「下流」を中流であることに対する意欲のない人、と筆者は定義している。
下流といっても食べるのに困っている人のことを指しているわけではない。
高給取りになる意欲がない、知識をつける意欲がない、
働く意欲がない、いい相手と結婚する意欲がない、
そんな人たちが増えていると警告する。

上流であるという意識が高く生活満足度も高いのは、
裕福な男性と専業主婦と子供のいる家庭だそうだ。
昔ながらの幸せな家庭の典型例であり、
現代は価値感が多様化したと言われているが、
未婚でも、1人暮らしでも、パラサイトでも、子供がいなくても
同じような階層意識と満足度が得られるほど
多様化した状況にはなっていないと言える。

男性の所得と既婚率の関係を見ると、所得が高い方が既婚率が高い。
また、500万円を超えたところで急激に既婚率が上がっている。
男にとって、500万円の所得がないと
結婚相手を探すのが難しい現状を表している。
女性はしたたかである。

下流社会の出現はビジネスモデルにも変化を迫る。
これまでは中流一枚岩だったため、
安くて良い商品を大量に売るモデルで利益がでた。
しかし、下流はさらに安くならないと購入しない。
一方、下流とともに新たに出現した少数の上流は、高額でも購入する。
利益率が高いため、近年、富裕層狙いのビジネスが増えてきている。
日本の企業は、膨大な中流のためにたくさんのものを売るという仕組みでしか
動けないようなところがある。
生産ラインもそのように組んでおり、社員の数も多い。
さらに階層化が進めば、
「上」のためにものを売るという戦略がさらに求められるのである。

コミュニケーションが苦手と思い込まされてしまった子供は、
早々と自分を負け組(下流)と分類してしまう。
そうすると益々コミュニケーションをとらなくなってしまって、
下流であることが定着してしまう。

今から大学進学、就職を考えている上流になりたい人に一言。
やはり東京で暮らし、友人を作ることが階層上昇のためには有利だ。

下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展
光文社 (2005/09/20)
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おすすめ度の平均: 3.02
2 分析に疑問
1 これがベストセラーになるというのがすでに…
1 作者は統計学、社会学を勉強した方がいい






posted by xi at 18:51 | Comment(2) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
こんにちわ!
Posted by ヌードル at 2006年07月21日 15:48
こんにちわ!
Posted by pussy_cat777 at 2006年07月25日 08:37
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