2005年02月14日

ホンモノの思考力

大学受験小論文の有名講師でもある樋口裕一の本。
ベストセラー「頭がいい人、悪い人の話し方」の著者でもある。
受験の時に彼の本を読んだが、
その小論文を書くとき教えと本書の内容は共通部分が多くある。
論述の型として出ている「確かに○○しかし××」というのはそのままである。

副題に「口ぐせで鍛える論理の技術」とあるように、
紹介されている「口ぐせ」を使うことによって、
思考をするための「型」が身に付き、
自然に論理的思考ができるようになるという。

思考力というと独創的であることが求められ、
「型」を身につけることは、独創性とは相反する、と単純には考えられる。
しかし、
「型」を守って手順を重視すると(中略)
安心して個性的なことを織り込むことができる。
その思考は客観性をもつことになる

モーツアルとは626曲という多くの曲を32年の人生で書いたが、
それができたのは、「型」を利用したためである。

メモの型、論述の型、反論の型などの型が、
そのとき使う「口ぐせ」とともに書かれている。
例えばメモの型は
「そもそも−とは−」
「今、問題になっているのは−」
「このままでいくと−」
「なぜ、そのようなことが起こっているかというと−」
「かつてはどうだったかというと−」
「ほかの国(地方、組織)はどうかというと−」
「どうすれば改善できるかというと−」

である。これを口ぐせにすることによって、
言わなければいけないことの整理が簡単にでき、
論理的に相手に分かりやすく話すことができる。

型とともに重要であることは、人前で、知的に見えるように振舞うことであるという。
人に評価され、感心されて、自分の思考力に自信をもてば、
もっと思考力を身につけることができる

フランス人は知らないことも知っていると言い、
哲学者の難しい言葉を引用し、自分の知識をひけらかすらしい。
また、読んだ本の内容をすぐに自分の知識のごとく人に話すことも勧められている。
人の受け売りでも何度も話しているうちに自分のものとなるためである。

現状にノーといってみること。
それが独創的な思考の第一歩と言えるだろう


高校受験のときに彼の小論文の本を読んで、
型を使って小論文を書くことを学び、
それまで文章をなかなか書くことが苦手だったにもかかわらず、
すらすらと小論文が書けるようになった。

議論しているときにアイデアが浮かばなかったり、
うまく言葉が出てこなかったりすることがしばしばあるが、
この本の「型」を意識して話すことを心がけようと思う。

ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術
ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術


posted by xi at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(2) | 自己啓発
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Excerpt: 著者: 樋口 裕一タイトル: ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 本書は、論理的思考をうまく利用するためのコツをマニュアル化したものです。そしてそれを続けるうちに、自然に論理的思考力..
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ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術
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