2006年05月15日

「グーグル Google −既存のビジネスを破壊する−」 佐々木俊尚

司祭グーグルが人々の人間関係から情報の流通まですべてを取り仕切り、人々は自分の興味対象やほしいものをグーグル経由で探し、見つけ、購入する。

「情報のハブ(中心地)」はこれまでテレビ局や大手新聞社だった。
マスコミに情報が集まり、人は彼らからしか情報入手できなかったため、
マスコミは大きな力を持っていた。
しかし、検索エンジンやグーグルニュースの登場により、
情報のハブはグーグルに移りつつある。

近年、検索エンジンの使われ方が変化してきているらしい。
昔は「地図」や「アダルト」など調べモノの
検索キーワードが一般であったが、
2002年頃から「Yahoo」「フジテレビ」「NHK」など
特定のホームページを表すキーワードが上位を占めた。
これは、検索エンジンが「情報収集」ではなく、
「ナビゲーション」として使う人が増えてきたということをあらわしている。
つまりネットをするときは必ず通る道となるため、
検索エンジンは広告媒体として、また情報のハブとして大きな力を持つ。

グーグルにすべての人々はひれ伏さなければならなくかもしれない。

グーグルは検索エンジン、新聞、地図、メールなど
多くの無料サービスを使って、ありとあらゆる場所に広告を
はめ込んでいこうという戦略を持っている。
グーグルのアドワーズにより、
今まで広告を出せなかったような会社、店でも広告が打てるようになった。
1クリック7円から広告を出せる。
しかも、検索語に関連させることができるため、
ターゲットを絞って効果的に広告することができる。

経済学者パレートは20%の富裕層が富の全体の80%が
集中していることを発見した(パレートの法則)。
これが意味するのは、富裕層をねらったビジネスをすると
儲かるということである。
しかし、ネットではこれまで商売にならないと思われていた顧客層
(ロングテール)が重要になっているようである。
アマゾンの売上の半分以上が販売部数ランキングが4万位以下の本
が稼いでいるのである。
検索技術の進歩により今まで難しかったビジネスが成功するチャンスがある。


posted by xi at 22:10| Comment(6) | TrackBack(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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