2006年02月07日

「反社会学講座」パオロ・マッツァリーノ

普通の社会学者が訴え、マスコミが報道し、一般人が普通に信じている
「少年凶悪犯罪が近年増加」「日本人は勤勉」「イギリス人は立派」
などを、社会学の手法を駆使し、逆の結論を導き出す、
社会学を批判し、不当な常識から解放してくれる本。

社会学者の特徴は
・人間をある一面的な特徴で分類し、まとめて批判する(個別では社会学にならない)
・事実にゆがんだ視線を送り、善悪の判断を加える(統計結果を誤読・操作して)
・自分で問題を捏造し、分析し、処方箋を書く(社会に問題がないと存在価値がないため)
とまとめられています。

つまり、個人的に問題であると思ったことを、
もっともらしくデータを見せて批判しするのが社会学者だと。
ひどい言われようですが、あながち間違っているとも思えません。
この本に書かれているトンデモない結論も、
社会学の手法によって、もっともらしく聞こえます。

社会学者はマスコミに数多く露出し、
世論形成に大きく影響を与えています。
提示されたデータ、学者の意見は鵜呑みにする危険性を教えてくれます。

また、社会学の手法を用いて、黒を白と思わせる、
説得術を学ぶこともできます。

読み物としても楽しめて、「へぇ〜」と思わせるデータがたくさん載っています。

反社会学講座
反社会学講座
★★★★
posted by xi at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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