2005年11月07日

「常識の世界地図」21世紀研究会編

挨拶、マナー、食など、日本での常識が他国の非常識になり、
他国の常識が日本の非常識なことはたくさんある。

例えば、アフリカのある部族は「手につばをかける」ことが挨拶らしい。
日本人がやられたら激怒するだろう。
またそこまで極端ではなくても、
抱き合ったり、キスをしたりする欧米の挨拶は、日本人には過激だ。
しかし、彼らにとってはあたりまえの常識なのである。

そんな世界の常識が書かれた本。
外国の常識を知ることは、海外旅行をするときはもちろん役立つだろうし、
映画や海外ニュースを見るときにも、新鮮な見方をもてるだろう。
また、人間の嗜好が文化、歴史によってこんなにも異なることに驚かされる。
これを読めば、つまらない常識にとらわれない発想ができるようになるかも。

豆知識

欧米に旅行に行ったとき、疲れてしゃがむことはやめたほうがいい。
欧米では、下品なサルのような座り方として嫌悪されている。
海外旅行によく行っていたが、これをしたことあるかも。
まわりを見て、どのように振舞うのが常識か考えてから行動しなければならない。

アルコール度の低いビールは、ドイツでは朝の食事代わりにしたり、
薬代わりにもなった。現代でも、サンドイッチとビールの組み合わせは、
イギリスのビジネスマンにとってもっともありふれたランチで、
昼間から一杯やることへのうしろめたさなどはみじんもない。
うらやましい。

イギリス人の衣装哲学では、ベルトは兵士が武器を携帯するためにつくられた
実用本位のものなので、あらたまった席には、ベルト通しのないズボンで行った方がいい。
ヒップ・ポケットも、起源はアメリカ人が拳銃を入れるために考案したものだから、
ポケットのないもの、目立たないものがフォーマルなときにはいい。
当然、このポケットには何も入れない。
ベルトは正装のときにはしていくものだと思っていた。ベルト通しのないズボンはジャージ以外にもっていないのだが・・・

花の次に、誰にでも喜ばれるのは、チョコレートだという。
とくに、ベルギー産の高級チョコレートなら、ちょっとした贈り物として申し分ないし、
相手を選ぶこともない。
プレゼントの基本。

(イスラム圏において)ムハンマド以前の時代には、女児よりも男児の生存率が低かった。
さらに、ジハードで命を落とす男も多かったので、女性の人口が男性を圧倒していた。
そうした未亡人や子供たちを救済するために、一夫多妻制を導入したのである。
昔の教えに従っていると一夫多妻制になるのだろう。
日本の貴族も昔は一夫多妻制だった。
一度決めた決まり事を永久に守らなければならないのは、
まわりの状況が変わるので難しいだろう。
1000年以上守り続けている彼らには驚くばかりである。

世界各地に、異なる宗教、異なる民族があることを認め、
そこで育まれた異文化を理解し、
尊重することからはじめなければならないのではないだろうか。


常識の世界地図
常識の世界地図
posted by xi at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

畑村式「わかる」技術、畑村洋太郎

東大名誉教授、畑村洋太郎による、新しいものをつくるための方法「創造の方法」
を会得するために必要となる「わかる」の仕組み、利用法が書かれた本。

すべての事象は、いくつかの「要素」が組み合わさって「構造」を持っています。
例えば、刺身と酢飯という要素が、
重ねるという「構造」を持つことによって、寿司という事象が出来上がります。

「わかる」という感じは、もうすでに知っている要素や構造と、
その事象が一致するときに得られます。これをテンプレートの一致と言います。

また、どのテンプレートとも一致しない場合、
新たなテンプレートを構築することにより「わかる」感じがします。
なかなか新たなテンプレートを作れないために「わからない」
という感じがしてしまうのです。

真剣に勉強している人の頭の中には、
新しいテンプレートをつくるのに必要な種があります。
しかし、この人は最初は、その種の使い方どころか、
そもそもどの種を使えばいいのか分かりません。


教科書にはエッセンスだけが書かれています。
余計なものを取り去ってエッセンスだけを伝えることは効率的です。
しかし、シンプルにした分だけ、それを理解するために必要な
新しいテンプレートがなかなか作れないという問題が出てきます。
テンプレートが作れなければ覚えることも難しいですし、
覚えたことを実践に使うために必要な「わかる」こともできないです。
また、エッセンスだけを暗記させることは、
勉強する人の意欲を削ぎます。
わかりたいという意欲を持たせるようにしなければなりません。

何事も経験を多く積めばはやく問題を解くことができます。
公式を暗記し例題を多く解くことにより、
例題と同じ形式の練習問題は解けるようになります。
しかし、その時、対象がどのような要素を持ち、
どういう構造になっているかなどを意識して観察して理解していなければ、
似たような対象があらわれたときに「わかる」ことができません。
つまり、例題とは多少違った形の応用問題が解けないのです。

いろいろなことが「わかる」ようになるベースを頭の中につくるときには、
暗記は必要不可欠だと考えています。


理解しているかどうかを確認する方法として、
他人に教えることができるか、というものがあります。

現代社会で必要とされていることは「課題解決」ではなく「課題設定」です。
単に解放を覚えるだけでなく、常に問題はどこか?ということを考え、
試行錯誤を繰り返しながら自分で実際に解いてみることが重要です。

畑村式「わかる」技術
畑村式「わかる」技術
posted by xi at 00:38| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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