2005年11月02日

「椿山課長の七日間」浅田次郎

働きすぎで急死した椿山課長が
家族に別れを告げるため、
仕事が滞りなくできているか確認するため、
そして邪淫の罪を晴らすため
死後7日間という期限つきで冥土から現世に戻るという
とんでもストーリー。

本屋につまれていたら背表紙を読みすぐに本を置いただろう。
友達に貸してもらい、他に読む本もなかったし、
浅田次郎を一度も読んだことがなかったため、読んだ。

しかし読み終わってみると
「小説はおもしろい」
と久しぶりに実感させられた本だった。

椿山課長、
同時期に現世へ戻った男気あふれるヤクザの武田と
しっかりもので心優しい少年蓮ちゃん、
世界中の他人を幸せにするために生きた椿山課長の父、
本物の恋に生きた椿山課長の同僚佐伯、
などなど
個性豊かな、しかも、それぞれ印象に残る
登場人物であふれていた。

小説を読むといろんな人の人生を擬似体験できる。
また、多様な考え方を持つ人がいることを実感できる。
尊敬できる人物であったり、
反面教師にしたい人物であったり。

小説をよく読む人と話していると
多くの疑似体験で培った経験が蓄積されているように思えるときがある。
知識がいっぱいつまった学術書やハウツー本もいいが、
小説から学ぶこともいっぱいある。

椿山課長の七日間
椿山課長の七日間
posted by xi at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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